皆さま、こんにちは。
ジメジメとした梅雨の時期に入りましたがいかがお過ごしでしょうか?
6月と聞くだけで必要以上に憂鬱になってしまうのは弦楽器奏者だからですね。
高い湿度によって楽器に水分が含み、とにかく鳴らない!家では除湿機フル稼働です。
そんな中、なかなか理解に苦しむ現代曲の譜読みに追われています。
私の所属するいずみシンフォニエッタ大阪の公演が7月8日に開催されます。現代曲を得意とするこの団体から郵送されてくる楽譜、毎回中身を見るのが怖く、送られて来たまま一週間ほど放置してしまいます 笑
開けたら最後という感じです。
今回は50回記念ということで、なかなか面白い企画です。生誕60、70、80、90、100年特集とありますが、生誕60年はなぜか音楽監督の飯森範親氏。ツッコミどころ満載ですが、怖いもの見たさで是非足をお運び下さい。
そして8月はイカール国際音楽祭。八戸市で毎年開催されている講習会に今年も講師として参加させて頂きます。レッスン、リハーサル、コンサートが毎日朝から晩まで続きます。夜のコンサートが終わって22時、23時から教授陣のリハーサル開始なんてのも当たり前になってきます。ただ、どんなにハードなスケジュールでもやり甲斐はあり、受講生の皆さんが周りからの刺激によって上達していく姿は本当に喜ばしいものです。
講習会の内容は主に室内楽ですが、自分で弾くことよりも、他人の音や呼吸や空間を聴く耳を育てるのが私なりの指導になります。皆さんソロは大変素晴らしいのですが、やはり作曲家達が練りに練った室内楽曲を本当の意味で理解することはソロを弾くにもオーケストラで弾くにも役立ちます。
そして勿論指導すると言うことは私自身まるで鏡を見ているようで、自分自身にもグサグサと刺さってきます 笑
今年の夏もまた惜しみなく知識、経験を与え、そして与えられるこの講習会が今からとても楽しみです。
これからどんどん暑さが増していきますが、熱中症などにはくれぐれもお気をつけてお過ごしください!