ようやく春らしくなって来ました。
コロナも落ち着きマスクが取れると思いきや、花粉で外せないんです、、、と辛そうな方も多く見受けられます。
全く花粉の影響を受けていない私には分からない悩みで申し訳ないです。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
今日は少しタンゴについて。
一年ほど前、友人のヴァイオリニストから「タンゴ演奏に興味ある?ちょっとお願いしたいんだけど?」と連絡が入りました。
「うーん、やってもいいけど、、、。タンゴ奏法とか全然知らないし、、、難しいでしょ?」
ここから私のちょっとした猛勉強が始まりました。
十数年前にバロックヴァイオリンを始めた時の感覚にとても似ていました。
同じヴァイオリンとは言え、奏法もリズムの取り方も歌い方も今までのクラシック演奏とは違う。でも、この新しい世界を習得して会得して体得したい!
一つのことを見つけると、とことんまでやってしまうという性格が功を奏したのか、以前は「バロック専門の方ですか?」と聞かれ、今では「タンゴ奏者の方ですか?」と聞かれ、「いえいえ、ブラームスなんかもたまに弾いたりしますよ!」と答えたりして楽しんでいます 笑
タンゴ奏法はクラシックではあり得ない「楽譜通り弾いてはいけない」という暗黙の掟のようなものがあります。「ちゃんと楽譜通り弾きなさい!」と擦り込まれるように教わった私達は少々頭を抱えてしまいます。
歌い回しは教科書にはない暗黙のずらし方で何手も先を読みながら進めていく。
アドリブで色々な打楽器の音をセンス良く入れていく。
ある意味クラシックよりもセンスを問われるこの世界に最近片足を突っ込んでおります。
素晴らしいバンドネオン奏者にも恵まれています。フィンランド出身のVille Hiltula。彼の演奏は非常に熱く、かつ繊細なメロディラインで、共演を重ねる毎に彼のタンゴに対する情熱を感じます。
もう私のタンゴ演奏を聴いていただいている方もいらっしゃいますが、まだの方は是非一度足をお運びください。
真面目にはっちゃけている私が見れます 笑