サロンリーヴズ10周年記念演奏会の11月の会で、テレマンの12ファンタジア全曲を演奏させていただきます。
バッハに比べるとかなり演奏頻度の低い無伴奏曲ですね。
今でこそバッハは音楽の父とも言われ知らない人は居ない大作曲家ですが、当時は実はテレマンの方が圧倒的に人気があったんですよ。
当時のライプツィヒの新聞で、作曲家ランキングが発表されています。
第1位テレマン、第2位ヘンデル、、、第7位バッハ。
とは言え、テレマンはバッハを大変尊敬しており、親交も深かったようです。
テレマンと言えば、正式に認定されているギネス世界記録も持ってます!
それは作曲数!
ヴィヴァルディは800曲以上、バッハは1000曲以上、これでも十分な作曲数だと思いますが、これに対してテレマンはなんと4000曲以上!
その他、すでに紛失しているものや未発見のものも多数あるそうで、合わせるととんでもない数になりますね。
テレマン全集が今も出版され続けていますが、21世紀に入っても整理し切れていないばかりか、21世紀の全作品の刊行は難しいそうです。
今回演奏させて頂く無伴奏ヴァイオリンの為の12の幻想曲は一曲一曲が短く、複数楽章ある小さな物語が12曲収められているイメージです。
バッハがヴィルトゥオーゾの為に作品を書いていたのに対し、テレマンは愛好家やアマチュアなど、より多くの人に向けた作品を書いていました。ヨーロッパの舞曲を研究していた事もあり、聴きやすいダンス曲も多く組み込まれています。
なかなか聴く機会のない幻想曲全曲、是非一度お聴き頂き、テレマンの良さを体感して頂ければ幸いです。
日時:11月12日(土)15:00開演
場所:ヒビキミュージックサロンリーヴズ http://hibiki-leaves.com/
入場料:4,000円